【プロスペクト理論】9割の人が投資で負ける理由とその対処法

FXといった投資は9割以上の人が負けていると言われています。普通に考えてFXは50%の戦いのはずなのに、9割以上の人が負けているっておかしいですよね。

実は、そこには「プロスペクト理論」と呼ばれている人間の心理学的行動が関係していると言われています。

一見、FXといった投資には全く関係ないように見えるプロスペクト理論ですが、これを学ぶと人がFXといった投資などで勝てない理由がよく分かります。

そして、プロスペクト理論を理解して行動に取り入れることができれば、投資で今よりも良い結果を得られることは間違いないです。

今回はプロスペクト理論とはどういうものかを対処法も交えて説明していきます。

プロスペクト理論とは?

プロスペクト理論とは難しく言うと「人々が既知の確率を伴う選択肢の間でどのように意思決定をするか記述したモデル」です。

簡単に説明すると「人間が合理的な判断ができない生物だということを証明した理論」です。

これに関しては言葉で説明するより、実際に体験してもらった方が早いと思います。

プロスペクト理論を体験できる簡単な質問がありますので、みていきましょう。

プロスペクト理論の例【利益を得る場合】

以下の二つの選択肢があります。どちらを選びますか?
A: 100万円が無条件でもらえる
B: コインを投げ、表が出たら200万円がもらえるが、裏であったらもらえない。

赤鬼

Aの「100万円が無条件でもらえる」かな!

プロスペクト理論の例【損失を受ける場合】

あなたは200万円の借金があります。そのとき、以下の二つの選択肢があります。どちらを選びますか?
A: 無条件で借金100万円が減る
B:コインを投げ、表が出たら借金が全額免除されるが、裏が出たら借金はそのままである。

赤鬼

Bの「コインを投げ、表が出たら借金が全額免除されるが、裏が出たら借金はそのままである。」かな!

これを読んでいるあなたはどちらを選びましたか?おそらく赤鬼と同じ選択をした方がほとんどだと思います。

どの選択肢を選んでも、期待値は両方共100万円であり同じです。しかし、ほとんどの人が最初の質問はAを、その次の質問はBを選ぶ人が多いのです。

この理由を説明したのがプロスペクト理論です。もっと詳しく説明していきます。

プロスペクト理論こそ投資で勝てない理由

上の例から、人間が直観で物事を判断する時の心理的傾向がわかります。

つまり、簡単に説明するとこういうことです。

人間は利益が目の前にあると、利益が手に入らないというリスクの回避をする。しかし、損失が目の前にあると、損失を回避しようとする傾向があるということ。 

この人間の心理的傾向こそ、9割の人が投資で勝てない原因です。

【利益を守りたい心理】

皆さんはFXといった投資で含み益を抱えている時に、その利益を守りたいがために早めに利確をしてしまった経験はありませんか?

これは、含み益をすでに手に入れた利益だと錯覚して、その含み益が減っていくことを損失と考えるため、損失を避けようとする心理からの行動なのです。

【損失を避けたい心理】

一方で含み益を抱えている時に、その損失を確定させたくないがために損切できずにロスカットしてしまった経験はありませんか?

これは、損失を避けようとする心理からの行動なのです。

これはFXといった投資で勝つために必要な考え方である「損小利大」に反しています。人間は直観のままに取引をすると「損大利小」になってしまうのです。

人間の脳はそもそも投資には不向きに作られています。

青鬼

プロスペクト理論を克服して投資で勝つ方法

プロスペクト理論がどういうものかを理解して頂いたところで、ここからはプロスペクト理論を克服し投資で勝っていくための具体的な方法を解説していきます。

プロスペクト理論を克服するためのステップ
  1. 取引ルールを設定する
  2. そのルールをもとに検証&修正を行う
  3. 取引ルールが勝てるものだと理解する
  4. 取引ルールを厳格に守る
STEP.1
取引ルールを設定する
プロスペクト理論を克服するということは、すなわち人間の本能に逆らうことです。

そこで本能をつかった直観的な取引をしないために、取引ルールを設定することが大切となります。

最低限設定すべき取引ルールは

  • 損切ラインのルール
  • 利確ラインのルール

の2つです。これさえ決めておけば、感情に任せて「損大利小」の取引をすることはなくなるはずです。

STEP.2
そのルールをもとに検証&修正を行う
取引ルールを定めたからといって投資で勝てるわけではありません。

その取引ルールを勝てるルールにするために、検証し修正していく必要があります。

STEP.3
取引ルールが勝てるものだと理解する

取引ルールを設定していても、いざ感情的になったら取引ルールを無視してしまうのが人間です。

どうすれば取引ルールを守ることができるでしょうか?

それは、取引ルール通りにトレードすれば勝てるということを理解することです。

STEP.4
取引ルールを厳格に守る

最終的にはこれに尽きます。

いくら立派な取引ルールを設定しても、守ることができなければ意味がありません。

実際、自分の感情を抑えて、取引ルールを守ることは簡単ではありません。

しかし、これが出来なければ投資で勝つことができないことは明白です。

プロスペクト理論を克服できないなら…

プロスペクト理論をどうしても克服できないなら、自分でトレードせずに機械に投資を任せるのも一つの手です。

いくつか方法がありますので紹介いたします。

ロボットアドバイザー

最近、急激な人気が出ているのがロボットアドバイザーを使った投資です。

ロボアドバイザーとはインターネット上で投資診断や投資アドバイスを行ったり、トレードを代行してくれるサービスです。

人間の感情が一切入らないので、比較的安定した投資を行うことが可能となります。

システムトレード

システムトレードとは、あらかじめプログラミングによって組まれたシステムに従って取引する投資です。自動売買とも呼ばれています。

ただ、ネット上には多くの自動売買システムが存在しており、稼げるものと稼げないものを判断することは非常に難しいです。

そのため、投資初心者にとっては敷居の高い投資方法となります。

積立投信

投資信託とは、投資家が投資のプロに投資を委託し、運用してもらう投資手法です。

積立投信の大きな特徴として、1,000円〜という金額から積み立てを行えるため、他の投資手法と比べて、投資初心者の方でも始めやすい投資手法だといえます。

プロスペクト理論|まとめ

プロスペクト理論は人が投資で勝つことができない最大の理由といっても過言ではないです。

逆にいえば、プロスペクト理論を克服することができれば投資で安定的に勝つことに近づくということでもあります。

ただ、プロスペクト理論は人間の本能的な部分に関わってくるため、克服するのは容易ではないです。

最も効果的な克服方法は一度痛い目をみることかもしれません(笑)

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